「中小企業OKR」OKR・1on1導入支援|愛知県から全国対応

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2023/12/10

OKRの具体例|導入企業やOKRの設定例、失敗しないポイントを紹介します。

OKRの導入事例や具体例を学んで、適切な目標を立てましょう。

OKRの全体像を知り、いざOKRを導入しようと思ったが、
目標の具体的な立て方が分からない・・。

OKRを初めて、目標を達成しているけど、
成果が思ったほどあがらない。

そういった場合、
目標の設定が上手く行っていないのかもしれません。

 

そのような方は、
OKR導入企業の具体例や、
OKRの設定例を学ぶ(真似ぶ)と上手く設定できるようになるかもしれません。

ポイントを押さえて、何度も目標設定を繰り返せば、
適切な目標が立てられるようになります。

OKRとは

OKRとは、「Objectives and Key Results(目標と主要な結果)」の略称です。

OKRでは、「達成目標(Objectives 以下O)」と
その達成度を測る「主要な成果(Key Results以下KR)」を
設定します。

企業が目指すべき目標と
社員一人ひとりの目標をリンクさせることにより、
すべての社員が一丸となって同じ方向を向いて重要課題に取り組みます。

OKRは、高い目標を実現するための組織マネジメントです。

OKRの導入企業

Intel

OKRは、MBOの限界を克服しようとしたインテルで生まれました。

ガリバー企業であるモトローラー社に
マイクロプロセッサ市場を侵食されたインテルは、
市場リーダーに返り咲くために「クラッシュ作戦」を発動します。

クラッシュ作戦は、インテル史上最大かつ重要な
マーケティング・キャンペーンでした。

 

会社の存亡に関わる危機感を醸成し、
モトローラーの挑戦に対抗するための重大な決定を下し、
全社一体で行動計画を遂行した結果、
インテルはマイクロプロセッサ市場で圧倒的なシェアを握る企業に成長しました。

 

具体例:インテルのクラッシュ作戦OKR

Objective(目標)

「8086」を業界最高の性能の16ビット・マイクロプロセッサ・ファミリーにする。

Key Result(主要な結果)

①「8086」の性能優位性を示すベンチマークを5つ開発し、公表する

②「8086」関連商品の全商品をリリースしなおす

③8MHz版の製造を開始する

④演算コプロセッサのサンプルを6月15日までに製作する

 

Google

グーグルでは、
目標の難易度を上げて明確なゴール設定をしたほうが、
達成に向けて従業員のエンゲージメントが高まるという研究結果に着目して、OKRを導入しています。

グーグルは、「10倍成長目標」と言われるような、
簡単には達成できないOKRを設定し続けることで、
成功と失敗の両方から学ぶことを繰り返し、イノベーションを起こし続けています。

 

具体例:グーグル(YouTube)のOKR

Objective(目標)

1日当たりの総視聴時間10億時間を達成する

Key Result(主要な結果)

①検索チームとメインアプリ+○○%、

②ながら視聴の視聴時間数○○時間

③ユーチューブVR事業を開始し、VRカタログの動画本数を〇本にする。

 

メルカリ

スマホフリマサービスのメルカリは、
積極的にOKR導入を進めた企業であることでも有名です。

メルカリのOKR導入の狙いは、
会社と個人の方向性をそろえるためであり、
OKRは基本、企業ミッションを実現するもとのなっています。

メルカリでは、個人強みを活かすために、
ストレングスファインダーという診断を実施しています。

また、定期的にOKRを共有するために、
合宿やオフサイトミーティングを行っています。

上司と部下の間での意識のズレを防ぎ、KRの進捗を確認するため、
定期的な1on1も実施しています。

その結果、各自が「今やるべきこと」に集中し、
自分の仕事の価値を感じて仕事に取組んでいます。

 

具体例:メルカリのOKR(mercanより推測)

Objective(目標)

フリマアプリ上のコミュニケーションを最適化し、フリマアプリを快適な空間にする。

Key Result(主要な結果)

①〇〇年までに「わかりやすく」「感じの良い」を定量化する。

②有効回答数○○名のアンケート調査を実施する。

 

ゲイツ財団

ビル&目リンダ・ゲイツ財団は、
2000年にマイクロソフトの会長だったビル・ゲイツが、
「全ての人は健康で清算的な人生を送る権利がある」というミッションを掲げた、
世界最大の慈善資金財団です。

猛烈に忙しいスケジュールの中で、
迅速に意思決定する必要があったビル・ゲイツは、
財団が困難な選択をするうえでよりどころとなる仕組みが必要だと考え、OKRの導入を決断しました。

「世界のすべての子供にワクチンを」
といった究極のObjectiveに対して、
Key Resultsを設定し、測定し、改善を続ければ、目標に近づいているかが分かります。

 

具体例:ゲイツ財団のOKR

Objective(目標)

2040年までに世界からマラリアを撲滅する

Key Result(主要な結果)

①地域的撲滅が可能なことを世界に証明する

②必要なツールの開発により、規模拡大の準備を進める

③撲滅推進につながる環境を確保するため、現在の世界的な進捗を維持する。

 

OKR設定時の注意点

人事評価と安易に結びつけない

MBOをそのままOKRに移行するとうまくいきません。

OKR目標の実現度を人事評価に紐づけると、
社員に野心的な目標(ムーンショット)が生まれにくくなります。

それではOKRの有用性が失われてしまいます。

例えばグーグルは、
意識的に目標の評価結果を報酬の決定と切り離しています。

OKRを人事評価とつなげるのであれば、
ジョブ型雇用の導入など、人事制度を大きく変える必要があります。

OKRに整合性が無い

OKRが効果を発揮するためには、
全社OKRと部門OKR・個人OKRに整合性がある必要があります。

OKRは、重要な一つのことに集中して取り組むためのマネジメントシステムです。
メンバーのなかで重要でないことに取組むメンバーが多かったり、
各部門で同じようなことに取組んでいたら、
野心的な目標は達成できません。

OKRに整合性を持たせられるようになるには、
強みを活かすリーダーシップと訓練が必要です。

辛抱強くOKRサイクルを繰り返しながら、
強みを学ぶマネジメントを学んでいけば、
整合性のあるOKRが設定できるようになります。

メンバーの強みを活かしていない

OKRの設定に整合性を持たせようとすると、
それぞれのメンバーが強みを発揮する必要があります。

野心的なアイデアを出すのが得意な人。

実現可能性や整合性があるかを判断することが得意な人。

会議の場でメンバーのコミュニケーションを円滑にする人。

細かい部分にまで注意が行き届く人。

これらの強みの違うメンバーが、
必要な時に必要なリーダーシップを取ることができれば、
OKRの設定に整合性をとることが可能です。

強みを活かせば、
メンバー全員が目標設定に主体的に関わるため、
メンバーの方向性も一致し、OKRの効果が高まります。

OKRの設定手順

全社OKR

まず、カンパニーOKRを経営者層で作ります。
自社の経営理念(ミッション・ビジョン・バリュー)や中期経営計画と整合性が取れるOKRを策定します。

会社の経営理念を、一定の期間でどこまで進めたいか?
それによってOの内容が決まります。

KRは、その期間で定めたOを達成した状態を、具体的な数値で示すものです。

チームOKRの内容を見て、OKRの設定を修正します。

チームOKR

チームでOKRを決める前に、
そのチームがOKRで果たすべきミッションを決定し、
メンバーのベクトルを合わせます。

チームOKRのOは、全社OKRのKRを実現することを目標とするため、
OKRに慣れないうちは全社KRをそのまま使います。

OKR設定に慣れてきたら、メンバーが「わくわくする」表現に変えていきます。

チームKRは、その期間で定めたチームのOを実現するために、
どのような状態になっている必要があるかを、具体的な数値で示します。

チームKRが全て実現した時、
全社OKRは実現できるかを確認しながら、
全社OKRとチームOKRの整合性を取っていきます。

 

個人OKR

個人OKRのOは、チームOKRのKRを実現することを目標とするため、
OKRに慣れないうちはチームKRをそのまま使います。

OKR設定に慣れてきたら、自分が「わくわくする」表現に変えていきます。

個人のKRは、チームのOを実現するために、
どのような状態になっている必要があるかを、具体的な数値で示します。

個人KRが全て実現した時、
チームのOKRは実現できるかを見ながら、

チームOKRと個人OKRの整合性を取っていきます。

まとめ

OKRで成果をあげるためには、
野心的なOKRを設定するマインドセットを整え、
目標を実現するために、OKRの設定に整合性がある必要があります。

全ての階層でOKRに整合性を持つためには、
所属するメンバーが強みを発揮し、
必要な場面で強みを発揮する必要があります。

とはいえ、
最初から適切なOKR設定をすることを期待してはいけません。

何度もOKRの設定を繰り返し、
経験を積むことによって、適切なOKRを設定できるようになります。

2023/12/05

OKRの意味や特徴、中小企業で導入効果が高い理由を簡単に説明

OKRの意味

OKRとは、「Objectives and Key Results(目標と主要な結果)」の略称です。

OKRでは、「達成目標(Objectives 以下O)」と
その達成度を測る「主要な成果(Key Results以下KR)」を設定します。

企業が目指すべき目標と
社員一人ひとりの目標をリンクさせることにより、
すべての社員が一丸となって同じ方向を向いて重要課題に取り組みます。

OKRは、高い目標を実現するための組織マネジメントです。

 

Objectivesの意味

OKRのObjectivesは、誰がどのような状態になっているのかを表したものであり、基本的に定性的な表現がされます。

現状の延長ではなく、企業やそこで働く人々がワクワクするような、野心的な目標にしましょう。

 

Key Resultsの意味

Objectiveにどのように近づいているか、という達成状況を測るための主要成果がKeyResultsです。

達成度を測定するためには定量的な指標である必要があり、
どのような事が実現できたら、Oを達成したと言えるのか?

を考えて、測定可能なKRを3~5個程度設けます。

Oが野心的な場合、3ヶ月の達成自信度が5割程度のKRを設定する必要があります。

 

OKRの特徴

GoogleにOKRを導入したジョン・ドーアは、OKRには「4つの威力」があると言っています。その4つとは

・目標をただ1点に絞る「フォーカス」

・全員のベクトルが同じ方向を向いている「アライメント」

・高い目標を掲げる「ストレッチ」

・全社で統一的に結果を振り返る「トラッキング」

です。

 

フォーカス

OKRは、企業の目標に向かって今すぐ全員が動き出すための手段です。

目標達成(課題解決)のためには何に集中して取組むべきか、重要な項目を厳選し取組みます。

社員が正しい意思決定をし、最高のパフォーマンスを実現するには、
組織の誰もが最上位の目標を明確に理解する必要がありますが・・・

企業の3分の2は、目標を組織に一貫性を持って伝達できていないと考えています。

目標を絞って明確に伝え、
トップが必ず目標を達成するというメッセージを伝え続けることが、大きな成果を生むのです。

 

経営不振にあったインテルは、OKRで主力商品「8086」の顧客との関わり方を変えるという1点に目標を絞りました。

商品を変えずに、伝え方を変えることによって、大きな成果をあげたのです。

 

勝利する組織は「少ない矢を全身全霊で射つ」
ラリー・ペイジ
引用:Measure What Matters|John Doerr

 

アライメント

アライメントとは、全員のベクトルが揃って連携できている状態のことを言います。

OKRは、誰にとっても会社の目標とのつながりをはっきりしたものにします。

会社全体のカンパニーOKRから部門・部署、個人のOKRまでの「つながり」を明確にして、
会社全体のOKRと整合性がある個人目標がかかげられることで、従業員一人ひとりの目標が適切なものとなります。

 

OKRでは、企業の戦略目標と、その目標実現のために自分に期待されていることを理解するため、意思決定スピードが高まります。

従業員が会社の目標にアライメントできている会社は、業界上位に入る確率が、同業他社の2倍以上になるという調査結果もあります。

 

ストレッチ

OKRでは基本的に60%~70%の達成でよしとするチャレンジ目標、「ムーンショット目標」を立てることが推奨されます。

様々な研究から、ストレッチ目標を与えられた労働者のほうが生産性が高まるだけでなく、意欲や積極性が高まることが明らかになっています

高い目標に継続的に取組むことで、チャレンジしやすい空気が生まれ、目標を達成した時には、圧倒的な成果を手にします。

また、野心的な目標を設定することは、長期的な視点で会社全体のビジネス構造を見直すことに繋がります。
現状のままでは達成できない目標を達成するためには、
ビジネスモデルを変える必要に迫られる時が必ずやって来ます。

 

トラッキング

ある調査によると、目標を設定し、
さらに週次の進捗状況を友人に送った人は、
目標を立てただけで他者と共有しなかった人より、目標を達成する割合が43%高くなるそうです。

 

OKRでは、主要な結果KRをトラッキング(定量的に計測)し、そこで得られた学びを次の期間のOKR実現に活かします。

OKRに継続的に取り組めば、組織の経験学習サイクルが回るため、
組織の実行力はじわじわと成長し、ムーンショットを実現する組織が創られます。

 

OKR導入が組織にもたらす効果

社員が会社のビジョン実現のために行動する

これからの1年(その間の3カ月)で最も重要なことは何か?

会社のビジョンを実現するために最も重要なことは、
ビジョン実現のために日々の業務遂行が行われることです。

ビジョン実現のためにやりたいことを全てやれる中小企業などありませんが、
OKRを厳選することで、限られたリソースの中で、
決定的な違いを生む可能性があるごく少数のプロジェクトに
一人ひとりが取り組めるようになります。

 

社員が自立的に働くようになる。

中小企業の経営者とお話ししていると
社員の自立性に悩む経営者がたくさんいらっしゃいます。

なぜなら、組織が大きくなるほど、経営者の仕事が増え続けるからです。

社員が自立的に動かないのは、何を基準に行動すれば良いかが判らないからです。

OKRでは、チームの目標や個人の目標が共有され、
社員は自分の責任において目標の達成を目指す必要があり、
結果として自立性が高まります。

 

トップは、「重要なことはなに?」ということに意識を向けるだけで良くなります。

 

コミュニケーションの活性化

OKRは透明性の高い目標管理制度です。

職場では、上司が何をしているか。
自分の仕事がどのように上司の目標達成につながっているか。
ということを自然と意識するため、
目標達成のためのコミュニケーションが活性化します。

 

また、マーケティングの成功には、
営業部門の協力が不可欠なように、
競争で勝つためには、部門の水平的な連携は不可欠です。

 

OKRでは、会社の目標を達成するために、
どこの部門の誰が、どのような目標に取り組んでいるかが明らかになります。

ムーンショット目標を達成するために、
会社のあちこちで、同じような仕事をする人が増えることを防ぎ、
部門間が協力することによって組織の目標達成能力が高まります。

 

社員が成長し、目標達成力が向上する

OKRに取り組むことによって、
経験の継続的な振り返りがなされ、
社員が経験から学んで成長するため、
一人ひとりの目標を達成する能力が高まります。

OKRは、限られた目標に集中し、他者との協力を得ながら、
毎週目標の進捗をチームで共有するしくみなので、
組織の目標達成率は自然と高くなります。

 

中小企業がOKRの効果をさらに高めるポイント

OKRは、挑戦的な目標を実現するために、
効果的な目標に集中し、継続的に取組むことで高い成果をあげる組織マネジメントです。

高い目標を実現するためには、社員一人ひとりの能力、
つまり「強み」を最大限発揮して取り組む必要があります。

 

また、強みの違いはコミュニケーションエラーなどの問題を起こす反面、
メンバーの違いを意識すれば、一人では考えつかない解決策を見つけたりすることができます。

OKRの効果を最大限高めるためには、
人の強みを学び、マネジメントに効果的に活用することが重要です。

 

中小企業では、そもそも目標を設定したり、
一人ひとりの強みを診断して、
強みを活かすマネジメントを行っているところは多くありません。

OKRは、IT企業やスタートアップのための組織マネジメントではなく、中小企業でも十分活用可能です。

強みを活かすOKRマネジメントを導入すれば、競合より強い会社になることができます。

 

まとめ

OKRに取り組むと、社員が会社のビジョン実現に向けて自立的に働くようになり、モチベーションが上がります。

また、組織内のコミュニケーションが活性化し、組織の生産性が向上します。

経験を振り返りながら、高い目標に挑戦し続けるので、社員が成長し、目標達成力に磨きがかかります。

ムーンショット目標に向けて、組織が一丸となって挑戦するため、目標を達成したときは、圧倒的な成果を得ることができます。

OKRの効果を高め、高い成果を実現するためには、メンバーの強みを学び、マネジメントに活かすことが重用です。

 

最強のチームビルディング®×OKRで効果を高める

最強のチームビルディング®は強みを活かす組織マネジメントです。

OKRは、野心的な目標に挑む組織マネジメントですが、

強みを活かす組織マネジメントができれば、OKRの効果が高まります。

最強のチームビルディング®式OKR

2023/12/21

中小企業が「強みを活かす経営」を行うための最も重要なポイント

経営を改善するために、人の強みを活かすことに着目する。

自社の経営を改善したいとき、
よく言われることが

「自社の強みを活かしましょう」

ということです。

しかし・・・

自社の強みが何なのか。
その強みを活かしてどう経営を改善するのか。

を考えるのは簡単でありません。

実は・・・
中小企業が経営に強みを活かすために
最初に着目することはいたってシンプル
です。

それは、人の強みを知り、
それを経営に活かすことです。

 

人の強みを経営に活かすことが重要な理由

中小企業は大企業に比べて、
「ヒト・モノ・カネ」のどれも不足しています。

しかし、中小企業にも必ずヒトはいます。

商品やお金では、大企業にかないません。
しかし、一人あたりの生産性であれば、
勝負できることがあります。

従業員一人ひとりの生産性を計画的に上げるには、
強みに基づく教育をし、
強みを活かす組織をつくるしかありません。

調査会社ギャラップの調査によると、
経営層が「強みに着目する」という意識を持ち、
従業員が強みに基づく教育を受けた場合、
そのパフォーマンスやエンゲージメントが向上し
離職率は低下します。

 

OKRのムーンショットのような高い経営目標に挑むとき、
従業員に苦手な仕事を任せる余裕はありません。

従業員が得意なことで、
パフォーマンスを発揮できる組織をつくることが重用です。

人が何かを成し遂げるのは、強みによってのみである。
弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。
強みに集中し、卓越した成果をあげよ。

出典:「マネジメント」 P.Fドラッカー

人の強みとは

人は自分の強みに気づけない

強みを活かす組織をつくろうとすると、
当然ですが社員一人ひとりの強みと弱みを
お互いが理解する必要があります。

お互いの強みと弱みを理解するためには、
相互理解のための努力が必要です。

人と人とは違う

全ての人が漠然とわかっていることだと思います。

でも、
その違いを明確に分かるのはとても難しい・・・

なぜなら
そもそも人は自分の「強み」と「弱み」さえ
明確に把握できていないからです。

 

こんなことを言われた経験はないでしょうか?

自分が当たり前(自然)に出来ることに対して、

「○○さんって、~~(行動など)ができて凄いですよね!!」

つまり、

自分が当たり前に出来ることは、
あなたにとっては「強み」です。

しかし逆に、

「凄いですよね!」といった人にとっては、
その行動などは「弱み」(苦手・できない)ということです。

人は、当たり前にできることは、

「出来て当然。逆になんで出来ないの?」

と感じてしまい、自分の強みに気づけないのです。

 

人の強みを経営に活かす診断

人の特性を調べる診断は様々ありますが、
私たちが経営改善のために組織で使っているのが、

ハーマンモデル/効き脳です。
*「効き脳」はフォルティナ株式会社の商標登録。

診断のなかにはもっと精度の高いものもありますが、
チームの人数が増えてくると、
情報が増えすぎて対応が難しくなります。

効き脳診断は、
情報がシンプルで再現性が高い点、
コスパが良い点で、
組織で強みを活かすのに優れています。

 

効き脳診断(ハーマンモデル)

「ハーマンモデル」
ゼエネラル・エレクトリック社の社員教育責任者であった
ネッド・ハーマン氏によって開発されました。
全世界で200万人以上の診断が行われ、
コカ・コーラや資生堂などの多くの企業で、
個々の能力向上やキャリアプランの構築、
チームビルディングなどの幅広く活用されています。
「ハーマンモデル」に基づく「効き脳診断」で、
脳の効き(「強み」と「弱み」)が分かります。

職場の出来事があらわになる

「利き手」や「利き目」があるように、
脳にも「利き(効き)」があります。

その脳の効きを「効き脳」と言います。

効き脳の違いにより、
思考特性(物事の捉え方)が人それぞれ異なり、
現れる言動も異なります。

「効き脳診断」はその脳の特徴を診断し、可視化するツールです。

人は無意識で自分の効き脳に従って行動するため、
効き脳が違う人どうしがコミュニケーションを取ってもうまくいきません。

効き脳のことが分かると、
仕事での得意な事だけでなく、
起こしがちな問題行動も分かります。

従業員の効き脳診断を見ながら経営者と話していると、

「どこかで彼のことをこっそり見ていませんか?」

と言われることが良くあります。

 

効き脳のタイプの違い

それぞれのタイプを簡単に説明すると、
次のような違いがあります。

「論理・理性脳」の人は、
論理的に物事を捉え、数量的に考える人。

「堅実・計画脳」の人は、
物事を堅実に考え、規則を重視する人。

「感覚・友好脳」の人は、
人間関係を優先的に考え、感情豊かな人。

「冒険・創造脳」の人は、
広い視野で全体的に物事を捉え、新しいアイデアを考える人

 

人の強みを経営に活かすポイント

「論理・理性脳」の得意な仕事

論理・理性脳タイプは、
事実を重視しながら、論理的に物事を進めます。
また、自ら高い目標を掲げ、チャレンジするのを好みます。

そのため、
財務的な仕事や技術専門職に就けると、
成長が早く、成果をあげることができます。

「堅実・計画脳」の得意な仕事

堅実・計画脳タイプは
詳細な計画を立てて、予定通りに物事を進めます。
また、リスクを避け、我慢強く根気があります。

そのため、
現場でのルーチンワークや衛生管理などの仕事に就けると、
期待に応えて成果をあげます。

「感覚・友好脳」の得意な仕事

感覚・友好脳タイプは
チームの人間関係を重視し、
豊かなコミュニケーションを取ろうとします。

そのため、
人の成長を支援する仕事や、
営業に関わる仕事が向いています。

「冒険・創造脳」の得意な仕事

リスクを恐れず、新しいことに挑戦することが好きです。
また、同時に複数のことを行うことも得意です。

そのため、
新規事業に挑んだり、
常にアイデアが求められるような仕事が向いています。

まとめ

ヒト・モノ・カネの資源が限られる中小企業では、
まず人の強みを活かすことが、
競争の激しい社会で生き抜くために重要です。

人の強みを活かすと、
生産性が向上し、
離職率が低下することが分かっています。

人の強みを診断するツールとして、
「効き脳診断」という診断ツールがあります。

シンプルで強力な診断で、
人の強みや弱みを正確に把握して、
経営に活かしましょう。

 

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