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2023/12/21

中小企業が「強みを活かす経営」を行うための最も重要なポイント

先生!
税理士の先生に、
「経営改善のために強みを活かしましょう」
と言われたのですが・・

自社の強みが何なのか分かりません。

中小企業にも確かに「強み」は存在します。
しかし、「ヒト・モノ・カネ」といった資源が限られる中小企業は、経営でその「強み」をどう活かせばよいか、簡単には見つけられません。
しかし、一つだけ、簡単に「強み」を活かせる方法があるよ。

本当ですか!?

それは、「ヒト」の強みを意識した経営をすることです。

え!?
そんなに単純なことで良いのですか!?

単純ですが、君の会社も強みを活かす状態にはまだ及んでいない。
人の強みを経営に活かすには、まずは人の強みを診断して、正しい強みを従業員全員が知ることが重用です。

人の強みを知る診断なんてあるのですね!
初めて知りました・・

人の強みを知る診断はいろいろありますが、人の強みを経営に活かす上では、「ハーマンモデル診断」が向いています。
君はまず、ハーマンモデルを理解することを目指しなさい。

経営を改善するために、人の強みを活かすことに着目する。

自社の経営を改善したいとき、
よく言われることが

「自社の強みを活かしましょう」

ということです。

しかし・・・

自社の強みが何なのか。
その強みを活かしてどう経営を改善するのか。

を考えるのは簡単でありません。

実は・・・
中小企業が経営に強みを活かすために
最初に着目することはいたってシンプル
です。

それは、人の強みを知り、
それを経営に活かすことです。

 

人の強みを経営に活かすことが重要な理由

中小企業は大企業に比べて、
「ヒト・モノ・カネ」のどれも不足しています。

しかし、中小企業にも必ずヒトはいます。

商品やお金では、大企業にかないません。
しかし、一人あたりの生産性であれば、
勝負できることがあります。

従業員一人ひとりの生産性を計画的に上げるには、
強みに基づく教育をし、
強みを活かす組織をつくるしかありません。

調査会社ギャラップの調査によると、
経営層が「強みに着目する」という意識を持ち、
従業員が強みに基づく教育を受けた場合、
そのパフォーマンスやエンゲージメントが向上し
離職率は低下します。

 

OKRのムーンショットのような高い経営目標に挑むとき、
従業員に苦手な仕事を任せる余裕はありません。

従業員が得意なことで、
パフォーマンスを発揮できる組織をつくることが重用です。

人が何かを成し遂げるのは、強みによってのみである。
弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。
強みに集中し、卓越した成果をあげよ。

出典:「マネジメント」 P.Fドラッカー

人の強みとは

人は自分の強みに気づけない

強みを活かす組織をつくろうとすると、
当然ですが社員一人ひとりの強みと弱みを
お互いが理解する必要があります。

お互いの強みと弱みを理解するためには、
相互理解のための努力が必要です。

人と人とは違う

全ての人が漠然とわかっていることだと思います。

でも、
その違いを明確に分かるのはとても難しい・・・

なぜなら
そもそも人は自分の「強み」と「弱み」さえ
明確に把握できていないからです。

 

こんなことを言われた経験はないでしょうか?

自分が当たり前(自然)に出来ることに対して、

「○○さんって、~~(行動など)ができて凄いですよね!!」

つまり、

自分が当たり前に出来ることは、
あなたにとっては「強み」です。

しかし逆に、

「凄いですよね!」といった人にとっては、
その行動などは「弱み」(苦手・できない)ということです。

人は、当たり前にできることは、

「出来て当然。逆になんで出来ないの?」

と感じてしまい、自分の強みに気づけないのです。

 

人の強みを経営に活かす診断

人の特性を調べる診断は様々ありますが、
私たちが経営改善のために組織で使っているのが、

ハーマンモデル/効き脳です。
*「効き脳」はフォルティナ株式会社の商標登録。

診断のなかにはもっと精度の高いものもありますが、
チームの人数が増えてくると、
情報が増えすぎて対応が難しくなります。

効き脳診断は、
情報がシンプルで再現性が高い点、
コスパが良い点で、
組織で強みを活かすのに優れています。

 

効き脳診断(ハーマンモデル)

「ハーマンモデル」
ゼエネラル・エレクトリック社の社員教育責任者であった
ネッド・ハーマン氏によって開発されました。
全世界で200万人以上の診断が行われ、
コカ・コーラや資生堂などの多くの企業で、
個々の能力向上やキャリアプランの構築、
チームビルディングなどの幅広く活用されています。
「ハーマンモデル」に基づく「効き脳診断」で、
脳の効き(「強み」と「弱み」)が分かります。

職場の出来事があらわになる

「利き手」や「利き目」があるように、
脳にも「利き(効き)」があります。

その脳の効きを「効き脳」と言います。

効き脳の違いにより、
思考特性(物事の捉え方)が人それぞれ異なり、
現れる言動も異なります。

「効き脳診断」はその脳の特徴を診断し、可視化するツールです。

人は無意識で自分の効き脳に従って行動するため、
効き脳が違う人どうしがコミュニケーションを取ってもうまくいきません。

効き脳のことが分かると、
仕事での得意な事だけでなく、
起こしがちな問題行動も分かります。

従業員の効き脳診断を見ながら経営者と話していると、

「どこかで彼のことをこっそり見ていませんか?」

と言われることが良くあります。

 

効き脳のタイプの違い

それぞれのタイプを簡単に説明すると、
次のような違いがあります。

「論理・理性脳」の人は、
論理的に物事を捉え、数量的に考える人。

「堅実・計画脳」の人は、
物事を堅実に考え、規則を重視する人。

「感覚・友好脳」の人は、
人間関係を優先的に考え、感情豊かな人。

「冒険・創造脳」の人は、
広い視野で全体的に物事を捉え、新しいアイデアを考える人

 

人の強みを経営に活かすポイント

「論理・理性脳」の得意な仕事

論理・理性脳タイプは、
事実を重視しながら、論理的に物事を進めます。
また、自ら高い目標を掲げ、チャレンジするのを好みます。

そのため、
財務的な仕事や技術専門職に就けると、
成長が早く、成果をあげることができます。

「堅実・計画脳」の得意な仕事

堅実・計画脳タイプは
詳細な計画を立てて、予定通りに物事を進めます。
また、リスクを避け、我慢強く根気があります。

そのため、
現場でのルーチンワークや衛生管理などの仕事に就けると、
期待に応えて成果をあげます。

「感覚・友好脳」の得意な仕事

感覚・友好脳タイプは
チームの人間関係を重視し、
豊かなコミュニケーションを取ろうとします。

そのため、
人の成長を支援する仕事や、
営業に関わる仕事が向いています。

「冒険・創造脳」の得意な仕事

リスクを恐れず、新しいことに挑戦することが好きです。
また、同時に複数のことを行うことも得意です。

そのため、
新規事業に挑んだり、
常にアイデアが求められるような仕事が向いています。

まとめ

ヒト・モノ・カネの資源が限られる中小企業では、
まず人の強みを活かすことが、
競争の激しい社会で生き抜くために重要です。

人の強みを活かすと、
生産性が向上し、
離職率が低下することが分かっています。

人の強みを診断するツールとして、
「効き脳診断」という診断ツールがあります。

シンプルで強力な診断で、
人の強みや弱みを正確に把握して、
経営に活かしましょう。

 

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